名画から学ぶ 写真の見方・撮り方のレビュー。これが知りたかった。

写真の勉強

私は芸術の教養が無いです。もともと芸術や美術に興味が無かったのですが、写真という芸術に触れてから、芸術について学びたくなりました。しかしながらどのように学べば良いのか分からず困っていました。

そこで出会ったのが「名画から学ぶ 写真の見方・撮り方」という本。絵画の技法を写真に活かすという考え方で、正に知りたかったことがドンピシャ書いてありました。なるほどそういうことかと納得することが多く、また絵画のこぼれ話のようなことにも触れられるのがとても良いと感じました。

私のような芸術の教養が無い、でも写真を始めて芸術に興味を持ったという人にはおススメの一冊です。今回はそんな本のレビューをしたいと思います。

本の紹介

まずは本の基本情報です。

・タイトル:名画から学ぶ 写真の見方・撮り方」
・著者:東京カメラ部、塚崎 秀雄
・出版社:翔泳社
・出版年:2022年10月31日

著者は有名な東京カメラ部の社長、塚崎秀雄氏です。

東京カメラ部株式会社 RECRUIT
写真とSNSを活用したマーケティングでサポートする東京カメラ部株式会社の求人サイト。オウンドメディア「東京カメラ部」で培ったフォロワー基盤や運用ノウハウなどもとに、クライアントのSNSマーケティングや...

余談ですが東京カメラ部って趣味人の集まりかと思いきや、企業さんなんですね。割と最近まで知らなかったです。

本の概要

名画に使われた技術から
写真への応用例まで余すことなく紹介!


写真の良し悪しは個々の感性で決まるもの。
1つの正解があるわけではありません。
だからこそ、写真が趣味の方のなかには、
どう撮れば「いい写真」なのだろうと悩む人も多いのでは?

この本では、写真と同じく2Dである名画から、
構図、配色、視線の誘導や奥行表現の方法など、
写真にも共通する技術を学んでいきます。

名画は、時代を超えて多くの人に評価され続けてきたもの。
フェルメールやダ・ヴィンチ、北斎らによる名画から学ぶことで、
1つの普遍的な写真の見方、撮り方が分かるようになるのです。

絵画と写真に交互に触れながらテクニックを学べるので、
カメラの上達につながるのはもちろんのこと、
絵画と写真を見る目も養えます!
写真が好きな人、絵画が好きな人なら、
それぞれの楽しみ方がわかる、新しい視点が得られる1冊です。

引用元:amazon販売ページ

読んでみた感想

まずは良かった点。まさに知りたかった絵画の見方が載っています。著作権的にここでそれを詳細には述べられませんが、有名な絵画がどのような構図になっているのか、そしてその構図を写真にどう活かすのかが書かれています。本書の基本的な流れとして、絵画の構図と画家の狙いを説明し、それを写真に当てはめる、という構成になっています。とても分かりやすく、絵画のちょっとした裏話みたいなトピックスもちょこちょこ挟んでいるので、読んでいて退屈しない良い内容だなと思いました。

次にイマイチな点。正直そんなにマイナスに感じることは無かったのですが、強いて言えば写真のf値、シャッタースピード、ISOなどの情報もあればもっと参考になったかなと思います。写真は色々なフォトグラファーの方の写真が掲載されているので、全員にこの写真のf値は?シャッタースピードは?と確認することはできなかったのかなと思います。

結論

とても良い本だと思います。私のように芸術の教養が無いけど、写真に興味を持った方は一度読んでみてほしいです。絵画と写真は良く似た芸術分野ですし、主題、副題の見せ方、構図は写真よりもはるかに長い年月で熟成された絵画の方が上手なのではと思います。ぜひ興味があれば「名画から学ぶ 写真の見方・撮り方」読んでみてください。

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