Z5ではなくZ50Ⅱを買う理由が一つだけあった

Zマウントのカメラとレンズ

以前の記事でZ50ⅡではなくZ5を選ぶべきだ、という記事を書いていました。今でも自分の結論は変わらずZ5を選ぶべきだと思っていますが、一つだけZ50Ⅱを推せる理由がありました。それがイメージングレシピです。なぜそう思ったのかをまとめましたので、ご参考いただければ幸いです。

写真が面白くなるイメージングレシピ

そもそもイメージングレシピとは、簡単に言えばプリセットのことです。プリセットと言えばフジのフィルムシミュレーションが有名ですね。フジはフィルムを再現するプリセットをフィルムシミュレーションと読んでいます。各カメラメーカーはプリセットのことを独自の呼び方で読んでいますが、本質的にはすべて同じものだと思って大丈夫です。

あれ?思ったような写真が撮れない

カメラを始めたころ、思ったような写真が撮れなかったと思いませんか?私は少なくとも思ったような写真が撮れませんでした。SNSやカメラ雑誌で掲載されているような写真が、一眼カメラを買えば撮れると思っていたら、どうもそうではないということに気づくはずです。

写真家の方は程度の差はあってもほとんどの写真はRAW現像で調整されています。そのRAW現像時に自分なりの味付けをしているので、ただカメラで撮っただけではSNSやカメラ雑誌で見る美しい写真にはならないのです。

好きなイメージをコピーできるイメージングレシピ

そこでイメージングレシピの登場です。まるで一流のシェフのレシピのように、一流の写真家の写真のレシピをカメラに入れることができるのがイメージングレシピです。Z6Ⅲ、Z50Ⅱはフレキシブルカラーピクチャーコントロールに対応しており、Z5よりもさらに詳細な色調整ができます。そしてニコンの新しいクラウドサービス「Nikon Image Cloud」に公開されているクリエイターの「イメージングレシピ」も取り込むことができます。これならとても簡単にプロの色味がカメラでいきなり出てくるので、カメラ初心者でも思ったような色を出すことができます。

フレキシブルカラーピクチャーコントロールに対応しているのは、2025年2月時点ではZ6Ⅲ、Z50Ⅱのみで、残念ながらZ5には対応していません。もしかしたらできるかも?と思ってフレキシブルカラーピクチャーコントロールのイメージングレシピを自分で作ってSDカードに書き出してみましたが、やはり読み込むことができませんでした。余談ですがZfも近々対応するという噂はありました。

その他参照サイトはこちら

Z5よりZ50Ⅱを選ぶ理由はフレキシブルカラーピクチャーコントロールがあるから

フレキシブルカラーピクチャーコントロールはあまり話題になっていないような気がしますが、個人的にはニコンのカメラが盛り上がっていく新しい機能の一つだと思っています。フジのフィルムシミュレーションのようなイメージングレシピも作ることができると思うので、各カメラメーカーのプリセット類の上位互換になるのではと期待しています。

残念ながら今のところZ6Ⅲ、Z50Ⅱのみがフレキシブルカラーピクチャーコントロールに対応していて、Z5は対応していません。よって、もしZ5ではなくZ50Ⅱを選ぶ理由があるとしたら、それはフレキシブルカラーピクチャーコントロールを使いたいという理由になると思います。RAW現像はよく分からない、けどプロの色味を味わいたいという方にはZ5ではなくZ50Ⅱが良いかもしれませんね。

以上、Z5ではなくZ50Ⅱを買う理由が一つだけあった話でした。

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