Nikon Z5は日常の撮影から特別なイベントまで幅広く対応できるカメラですが、子どもの運動会でもその性能を十分に発揮してくれました。ニコンのZマウントフルサイズ機としてはエントリークラスのZ5ですが、子どもが走ったり、ジャンプしたりする瞬間を撮ることができます。実際に使用してみた感想をまとめましたので、よろしければご覧くださいませ。
Nikon Z5の基本スペック
- 有効画素数:約2432万画素
- 撮影感度:ISO 100〜51200(拡張でISO 50〜102400)
- 連写性能:秒間最大約4.5コマ
- ボディ内手ぶれ補正
運動会で使ったレンズはNIKKOR Z DX 50-250mm f/4.5-6.3 VRです。DX(APS-C)モードになるため、フルサイズ換算で75-375mm相当になります。
Nikon Z5を子どもの運動会で使ってみた感想
実際にZ5を運動会で使ってみた感想を以下3つにまとめました。
- 連写性能:子どもが走ったりジャンプしたりする瞬間を逃さず捉えるために連写モードの活用。
- AF性能:Nikon Z5のオートフォーカス機能で動く被写体でも焦点を合わせやすい。
- 手ぶれ補正:手持ちでの撮影時に役立つ手ぶれ補正機能。
まず連射性能は必要十分だと思います。秒間最大4.5コマと最近のカメラでは控えめですが、これくらいの連射速度があれば子どもの一瞬を撮ることは十分可能でした。
AF性能についても必要十分だと思います。以前にも瞳AFの記事を書きましたが、運動会でも顔認識、瞳認識はバッチリでした。
手振れ補正について、レンズ側にも手振れ補正機能が付いているのでどちらの効果か分かりませんが、手振れ補正があると画面がグラグラ揺れないので撮影に集中できます。
Z5で撮った子どもの運動会の写真
実際にZ5で撮った子どもの運動会の写真を載せておきますので、ご参考ください。撮影はSモード(シャッタースピード優先モード)、オートエリアAF+顔認識と瞳認識する、AF-Cモードで撮影しています。また、ブログに載せるために画像は400KBくらいまで圧縮しています。
まずは定番のかけっこから。顔認識もAF追従性も問題なく、連射速度も十分だと思います。
ダンスの激しい動きでもバッチリ。望遠レンズを着けた一眼カメラなら、スマホでは撮れない写真が撮れます。顔の表情が分かる写真はスマホじゃ撮れないです。
運動会でおすすめのZ5のカメラ設定
子どもの雄姿を撮りたいと思って良いカメラを買ったけど、写真がどれもブレている。ということがあるかもしれません。私もそうでしたが、手ブレ補正があるから写真がブレないわけではないのです。いわゆる被写体ブレというもので、これは動きが速い被写体(運動会の子どもなど)で起きるものです。
これを防ぐには、カメラの設定をシャッタースピード優先モードにして、シャッタースピードを1/500sec以上の速さに設定しましょう。シャッタースピードを速く設定しておけば、被写体ブレが起きません。
AFはカメラに任せましょう。AFが追従してくれるAF-Cモード、何も考えなくて良いオートエリアAF、顔や瞳を認識してくれるモード、これらに設定しておけば間違いないと思います。最近のカメラは優秀ですので、私の経験上あれやこれや考えずにAFはカメラに任せた方が確実です。
まとめ
Nikon Z5 はそのスペックと機能を活かして、子どもの運動会でも満足のいく撮影が可能です。例えば画素数や連射速度といった単純なカメラのスペックについて、Z5は他機種に比べると見劣りするように見えます。実際スペックでは他社のカメラに負けている部分もあります。ではZ5は子どもの運動会で使えないのかというとそんなことはなく、必要十分以上の性能を発揮してくれます。Z5は日常の撮影から子どもの運動会まで、どんな状況でも応えてくれるオールラウンダーなカメラです。この記事がZ5を購入しようか検討している方や、Z5を運動会で使ってみる方のご参考になれば幸いです。
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