
好きな絞り値は何ですか?と聞かれるとf4と答えます。自分と被写体の距離感で一番しっくりくるボケ感が得られるのがf4だと思っています。好きな絞り値は人それぞれでしょうけど、基準があると写真が面白くなる気がします。

これはf9までしっかり絞った写真。フルサイズのZ5とNIKKOR Z 50mm f/1.8 Sの組み合わせだとよくボケるので、とりあえずボカそうかとなりがちです。一方で、しっかり絞ると絵画のような写真が撮れることがあるので、絞って撮るのもすごく楽しいです。

ハイライトをマゼンタにしがちな私ですが、この写真もマゼンタ寄りです。RAW現像は私にとっては塗り絵みたいな感覚なので、現実とかけ離れていても全然問題ないと思っています。自分の心地よさに合うかどうかが大事だと思います。写真は人それぞれに楽しみ方があるのが良いところ。

見上げて撮った花。本来光や水を遮り、植物の生長を止める屋根と、そんなことお構いなしで生き生きと生える植物の対比。

蝶々が飛び去っていった花。手前の花から奥の花に移動する蝶々。そんなストーリーが一枚の写真の中にあります。

この空間はなんだかラピュタっぽい気がします。ヒトの居場所がない植物と蝶々の楽園。綺麗なんだけど、そこはかとなく居心地が悪い気がする不思議な場所でした。
以上、Z5とNIKKOR Z 50mm f/1.8Sでフォトウォーク No.14でした。よろしければ次回もご覧くださいませ。


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