静物写真。静物、すなわち「動かない物」の写真ですが、日本では今一つポピュラーなジャンルではない気がします。一方で海外に目を向けると、「Still life photography」は比較的好まれる写真ジャンルだと感じています。特に西洋圏では西洋画の影響もあると個人的には考えています。
私の静物写真は主には植物です。部屋の片隅で小さなちゃぶ台と一台のストロボ、Amazonで購入した背景紙で植物を撮ると、日常では出会うことのない花の美しさに触れることができます。その写真を載せておりますのでよろしければご覧くださいませ。カメラはNikon Z5、レンズはNIKKOR Z 50mm f/1.8sです。写真はすべてRAWで撮ってCapture Oneで現像しています。また、ブログ用に写真データは圧縮しています。

息子の卒園式でもらった贈り物の花束から拝借しました。カーネーションだと思います。花は枯れかけが最も美しい瞬間だと思います。

同じくカーネーションのモノクロバージョン。モノクロは色が無い分、花びらの形が際立って良いですね。

ストロボは無線対応のため、クリップオンでカメラに着けるだけでなく、自由に配置することができます。半逆光くらいの位置に置くことで、枯れかけのうなだれた雰囲気が表現できたと思います。

花と影の対比。これもストロボなら簡単に表現できます。

花瓶に移した花達。本当はもっと豪勢な花束でしたが、比較的健康そうな花を集めてみました。

静物写真は絵画の影響を受けた表現が多い気がします。これは絵画っぽくRAW現像してみました。

コントラストを強めにしてちょっと怪しい雰囲気にしてみました。枯れかけていく花達からのメッセージが伝わってきそうです。

最後はモノクロです。静物写真とモノクロは相性が良いです。ついついモノクロで表現したくなりますね。
以上、Z5とNIKKOR Z 50mm f/1.8Sで静物写真でした。以下は撮影に使用した機材です。ご参考くださいませ。





コメント